東京〜新大阪間は利用客が多く、移動需要の高い区間です。
この区間は、新幹線の格安チケットが豊富にあり、「往復」であれば割引率の高い選択肢も多いです。
東京ー新大阪20,160円〜新幹線「往復」料金を格安にするポイント
まずは、東京ー新大阪の「往復」の要点を挙げておきます。
- JRの「往復割引」はないけど往復料金を格安にする方法はある
- 「往復」は片道より新幹線料金を安くできる選択肢が多い
- 東京ー大阪の最安は「こだま」利用で往復20,160円
- こだまが遅くてイヤなら「のぞみ」利用で往復23,800円が最安
- 宿泊ありなら「新幹線+ホテルパック」で実質的にもっと格安に
こだま利用でOKなら「ぷらっとこだま」が安いです。
日帰りなら往復23,800円|JTB「日帰り新幹線」が一番安い!
「日帰り新幹線」は、のぞみ利用で料金格安、前日まで予約できて座席指定もできる。非常に優れものな格安チケットです。東京ー大阪の日帰り旅行を予定している人には、最適なチケットです。
日帰り新幹線に関しては、こちらで詳しく解説しています。
関連ページ:格安新幹線【大阪-東京】日帰り8000円割引!大阪から東京23,800円(日帰り)
宿泊なら往復28,100円〜|新幹線+ホテルパックが一番安い!
東京〜新大阪間の往復はたいてい「宿泊あり」になるので、その場合イチオシは「新幹線+ホテルパック」です。
「新幹線+ホテルパック」は、新幹線と宿がセット予約できる旅行商品で特別割引が効きます(詳細後述)。もちろん、のぞみ乗車で新幹線料金が格安(1泊込28,100円〜)なのが最大のメリットです。
(東京ー大阪)JRの往復割引で新幹線料金が割引になるんじゃないの?
往復といえば「往復割引があるんじゃない?」と思う人も多いかと思います。
しかし残念ながら、東京〜大阪を往復する場合はJRの往復割引は使えません。
新大阪ー東京間は往復割引が使えない!
JRのきっぷには往復割引という制度があり、往復割引が適用されると乗車券が1割引になります(※特急券は割引なし)。
往復割引が適用される条件は、「営業キロが601km以上の区間であること」なので、東京ー新大阪(552.6km)は「往復割引なし」です。
お得じゃない?往復割引の注意点
「東京〜新大阪はJRの往復割引は使えない」と書きましたが、往復割引があったとしても、往復割引の割引率はせいぜい6〜7%程度ですので、たいしてお得ではありません。
新幹線の格安チケットの方が割引率もはるかに高いです。新幹線+ホテルパックなどを利用すれば40%〜50%割引もありえますので、可能ならそちらを利用する方がお得です。
往復なら必ず往復割引適用されるわけではありません。JRのチケットでも往復割引が適用されないケースもあります。
下記のようなチケットは往復割引が適用されません。
- EXこだまファミリー早特3
- EXのぞみファミリー早特3
- EX早特28ワイド
- EX早特21ワイド
- 回数券
これらの場合、往復割引はなく料金は片道の2倍になるだけです。
【最安は往復20,160円〜】東京ー新大阪の新幹線「往復」料金
新大阪ー東京を往復するには、多くの新幹線チケットがあります。
【東京駅から新大阪駅】新幹線「往復」料金一覧
※往復割引は適用されません。
東京•品川ー新大阪 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
新幹線+ホテルパック | 28,100円〜 ※1泊宿代込 |
|
EXこだま ファミリー早特3 ※2名以上の利用限定 |
10,080円 | 20,160円 |
ぷらっとこだま | 11,210円 | 22,420円 |
日帰り新幹線 | 23,400円〜 | |
EX早特28ワイド | 12,240円 | 24,480円 |
EX早特21ワイド | 12,370円 | 24,740円 |
EXのぞみ ファミリー早特3 ※2名以上の利用限定 |
12,570円 | 25,140円 |
自由席 自由席(スマートEX) |
13,870円 | 27,740円 |
EX予約・e特急券 (のぞみ) |
13,910円 | 27,820円 |
ひかり・こだま (スマートEX) |
14,200円 | 28,400円 |
EX予約・e特急券 (のぞみ) |
14,230円 | 28,460円 |
ひかり・こだま | 14,400円 | 28,800円 |
のぞみ(スマートEX) | 14,520円 | 29,040円 |
のぞみ | 14,720円 | 29,440円 |
個々のチケットに関しては、こちらで詳しく解説しています。
関連ページ:大阪ー東京の新幹線を安く買う方法(最安は10,080円)!安い格安チケットを一挙紹介
最も格安は「こだま」で往復!
上記の通り、最も安い往復方法はこだまの格安チケットを利用することです。料金は20,160円〜。
「ぷらっとこだま」や「EXこだまファミリー早特3」というチケットがあります。
時間を犠牲にできる人はこだまの格安チケットを利用してもいいでしょう。
「EXこだまファミリー早特3」は2名以上・3日前までの予約など利用にあたって制限が多いので使い方が難しいチケットですが、条件がマッチすれば強い味方となります。
関連ページ:ぷらっとこだまの料金《2025年料金表》往復は往復割引で格安に?
東京ー新大阪を宿泊ありで往復するなら「新幹線+ホテルパック」
東京〜新大阪間は結構距離があるので、宿泊ありで旅程を立てるケースが多いと思います。
大阪もしくは東京で宿泊する場合は、新幹線で往復かつ宿泊ありなら「新幹線+ホテルパック」が最強です。まずは「新幹線+ホテルパック」を検討してみてください。
「新幹線+ホテルパック」は往復+宿泊セットの特別割引チケット
新幹線と宿をセットで予約するなら、旅行代理店(JTBなど)から販売されている「新幹線+ホテルパック」がおすすめです。
新幹線チケットと宿をセットで予約することで、料金が格安になります。
- 新幹線チケット+宿泊セットで激安
- 東京ー大阪:往復28,100円〜
- 実質、最大32%OFF
- 前日まで予約可
- 1人でも利用可能
- 予約時に座席指定
新大阪ー東京の新幹線料金は最大32%OFFに
新大阪ー東京の新幹線往復は通常料金で29,440円。
「新幹線+ホテルパック」を利用すると、新大阪ー東京の新幹線料金は最大32%OFFになります。
例えば、新大阪ー東京の新幹線+ホテルパックは宿代込みで28,100円〜です(料金は時期・条件によって変動します)。
1泊が8,000円と仮定すると、新幹線料金は20,100円です。比較すると、この通り。
- 通常料金:29,440円
- 新幹線+ホテルパック:20,100円
宿泊ありの場合は、必ず「新幹線+ホテルパック」を検討してください。比較にならないくらい格安です。
東京ー新大阪を「日帰り」往復するには?最も格安の方法は?
日帰りの場合は、少し検討が必要です。
新幹線+ホテルパックのようなイチオシはなく、条件と状況によります。
こだま日帰りは格安だけど非現実的
上述の通り、「こだまファミリー早特3」や「ぷらっとこだま」で東京ー新大阪を格安で往復できますが、日帰り往復となると1日の乗車時間が8時間超になります。不可能ではないですが、ちょっと無理がありますね。
のぞみで日帰り往復できる「日帰り新幹線」商品がおすすめ
東京〜新大阪間の「のぞみ」の格安日帰り旅行商品が、旅行代理店から販売されています。これがベストな選択肢です。
ただ、新幹線+ホテルパックが圧倒的に格安なので、日帰りの旅程でも無理に1泊した方が安いというケースもありえます。
以上、東京ー大阪の「往復」新幹線の解説でした。
東京ー大阪の格安新幹線Q&A(よくある質問)
東京から大阪/大阪から東京、新幹線の料金は同じ?
JRの新幹線料金は、上り(東京から大阪)も下り(大阪から東京)も全く同額です。ただし、旅行会社各社から販売される格安チケットには、方面によって料金が異なる商品もあります。
他にも東京ー大阪の格安チケットはたくさんあるの?
あまり多くありません。
東海道新幹線(東京ー大阪)はいわゆる”ドル箱路線”で、特別な割引チケットを出さなくても利用客が多く利益も大きい区間です。他の新幹線区間に比べると割引率は低く抑えられています。
学割は安いの?
学割は乗車券が2割引になります。
学割は学生にとっては大きな味方と思いがちですが、コスト重視なら上述の格安チケットを利用した方が安いです。
回数券、金券ショップの格安チケットって安いの?
あまりお得とは言えません。
「格安チケット=金券ショップ」と考えている人も多いと思いますが、金券ショップで売られている新幹線チケットは回数券のバラ売りで、せいぜい5〜7%程度の割引です。
東京ー大阪のグリーン車の格安チケットはある?
EXこだまグリーン早特3(旧:EXこだまグリーン早特)というチケットがあり、こだまのグリーン車に格安で乗れます。東京ー大阪が11,410円で通常料金より7860円お得です。3日前まで予約できます。
当日OK?直前でも予約できる東京ー大阪の新幹線は?
当日だと格安チケットはないです。
基本的には通常料金となりますが、EX会員ならEX予約などで乗車4分前までチケット予約できます。それ以外は、金券ショップに走って回数券を買うくらいしかありません。あとは、自由席を選ぶなり、スマートEXで200円安くするくらいしか手段はありません。
平日なら新幹線+ホテルパックが当日の乗車6時間前まで予約できるので、往復+宿泊の人はこれを使いましょう。